無言館

本日も題材探しでした。

春からは長野県にこもる予定です。(笑)

先日、上田市塩田にある無言館に行ってまいりました。

私は数年に一度、何故かここに来てしまいます。

無言館、知っている人も多いと思いますが

第二次世界大戦で没した画学生の慰霊を掲げて作られた美術館です。

中に入ると無音の静けさ

案内には絵は何も語らず「無言」と記してある。

私も長い間、絵を描いているので当時の画学生の思いはよく知っています。

絵を観て回ると対象と表現の中、色々な思いが巡った痕跡がよく分かります。

当時、確かに描いた街、キャンバスの中のその街

描いた当時の時と描き手、そして対象も実在したはずです。

人物画の方では対象としてのモデルの思いと描き手の思い。

時代背景の中、両者の強烈な思いの融合

対象も描き手も確かに、その瞬間その場所に居たはずです。

私達は数十年間、無と有、空間の中の実在をテーマにして来ました。

もうこの位、月日が経って観た無言館の絵・・・

当時、同時に居た人々と人々の思い

現代と言う時を同時に行く私達・・

無言館の無言とは言語の事で非言語の語りは、ひしひしと伝わって来ます。

この空(くう)を芸術視点でブログにしてみようと思いました。が、その内にまた文章から画像表現に変わって行ってしまう予感もしています。<もともと画像データですからね(笑)>

無言館は大切な何かを悟れる美術館です。

何かとしか言えませんが、

これからの季節、訪れてみるのもお勧めです。